また精神を学生時代に置き去りにしたまま肉体年齢を一つ重ねてしまった。
いえい。
ところで折角始めたブログだけど、どうも文章を作るのに肩に力が入り過ぎている感がありますね。このままじゃ三日坊主まっしぐらなので、雑記くらいはとりあえず何でもいいからあっさりと書けるようになりたいなぁ。
と言う訳で最近読んだ本なんかを。西澤保彦さんの腕貫探偵シリーズを2冊ほど読みまして。画像には無いですけど図書館で借りた「帰ってきた腕貫探偵」も読了。うっかりシリーズ5作目を飛ばしてしまった。
西澤保彦さんと言えば、ホワイダニットに重きをおいたミステリー作品が特徴的で。魅力的な探偵役達の議論、考察によって事件の裏に隠された「何故そうされたのか」という心模様が暴かれる訳ですね。
本シリーズは架空の街、櫃洗市を舞台に市民サービス課臨時出張所なる看板を掲げたお役所人スタイルの「腕貫探偵」が、櫃洗市民の周りで巻き起こる不可解な事件を事務仕事をこなすかのようにサラリと解決してみせるシリーズです。読み終えたのはどちらも短編集で、特に面白かったのが「腕貫探偵、残業中」では『流血ロミオ』、「帰ってきた腕貫探偵」では『毒薬の輪廻』辺りかな。西澤作品特有のいっそ滑稽なくらいの地獄じみた人間模様が楽しめる作品です。
ところで私は記憶力が星のカービィスーパーデラックス並なんだけど、「腕貫探偵、残業中」は数年前に読んだきりな事もあってかなんか初見みたいに楽しめておトクだな、とか思いました(大丈夫か...)。
もっとしっかりしよう。