ゲーミング・イン・フェルノ

ゲームと趣味の雑記帳

普通に海へ

f:id:lennlenn:20200505181203j:plain

 インディーワールドで見かけて以来、楽しみにしてたABZUさん。しっくりハマるプレイ味で集中力の無い私には珍しくサクサクとクリアしてしまったので所感をば。

 

f:id:lennlenn:20200505185405j:plain

 ゲームとしてはトゥーンシェードで鮮やかに描かれた海中世界を探索して進むアクションアドベンチャー。隠された鍵アイテムや仕掛けを見つけて次へ進む面クリア型の一本道構成で緑豊かな海藻の森にカラフルなサンゴ礁、果ては朽ち果てた海底遺跡など様々なフィールドの探索が楽しめる。

 ただ面クリアとは言っても本格的な謎解き要素がある訳ではなく、遊泳する魚たちや海中の風景の変遷を楽しみながら先に進むのがメインの遊び。

 操作はとても快適でほとんどの時間を水中で過ごすゲームながら、360度スイスイと自分の思った方向に主人公が進んでくれる。カメラの反転や上下移動をオプションで設定できるので困ることはほぼないのではと言った所。

 台詞や文章で語られるストーリーは一切なく、演出なんかでなんとなく察せる程度の事情はありますが。まぁそこは何となく流しておいても楽しめるくらいの筋はあるのでそこそこに。

 

f:id:lennlenn:20200505210834j:plain

 魚たちは種類の多さはもちろん魚群の隊形を取って泳ぎ回るものあり、獲物を追って捕食してるものありと雄大な生態系が描かれていてずっと見ていてられる。

 

f:id:lennlenn:20200505204430j:plain

 大型の生物は眺めてるだけでも楽しいけど、掴まって一緒に泳いだりも。

 

f:id:lennlenn:20200505204454j:plain

 這いずり回るうに。

 何が良いってうにやヒトデやカニだといった底生生物たちも置き物にはならず生き生きとしていることが良い。どこを見ても生物たちの息吹が感じられる。

 

f:id:lennlenn:20200505213505j:plain

 ステージ中に配置されてるサメ型の狛犬の上で瞑想すると周囲の魚をじっくり鑑賞できるモードに切り替わる。あるある。

f:id:lennlenn:20200505213758j:plain

 何故か正面から捉えられたマンボウ

 

 とりあえず一通りクリアするだけなら3時間程度でクリアできるけど、水塊を愛する人ならその後も目の前に広がる広大な水の世界をいつまでも堪能できる一品。とても良かったです。