ゲーミング・イン・フェルノ

ゲームと趣味の雑記帳

【雑記】今日も90日

f:id:lennlenn:20210513223056j:plain

【名前】伊空スピランセス(最近使用してる仮名)(本名は大気圏内では発音不可能)

【種族】純宇宙人

【身長】158cm(可変)

【体重】7トン(常に少し浮いている)

【年齢】約1600兆歳(当人もうろ覚え)

 

 宇宙空間中の星間物質の凝集によって産まれる母星を持たない純宇宙人。全身からエーテル揚圧場を発生させて生身のまま宇宙遊泳と大気圏突入を可能とし、降り立った惑星の星髄を数億年かけて吸い尽くし惑星の消滅を見届けた後にまた新たな星を求めて飛び回る事を繰り返して生きている。

 星を喰う者でありながらも原生生物と争う事は好まず、体組成組織の機能を維持させたまま形態を変化させる能力を使用して居住惑星の原生生物に擬態しながら定住する事を基本としている。

 繁殖や世代交代を行わず母体や他の個体の存在も確認した事が無く、星喰本能に従い宇宙を食い荒らしながら遊泳することしか出来ない自身の孤独なアイデンティティを埋めるピースを探し求めている。というスタンスを表向きは取っているが、実際のところ自己の在り方に関しては深い悩みは持っておらず過去に超越存在としての共感性の希薄さが起こしてきたいくつかのトラブルの経験を反省して編み出したポーズに過ぎず、基本的に気ままで無邪気で孤独には慣れている。というペルソナを被っている自分に自覚的な事が少しコンプレックス。

 

 地球には数10年前南極大陸に降り立ち、現在まで各地を放浪しながら暮らしていた。降臨した当時は直前に住居としていた惑星の原住人(翡翠色の触腕と幾何学的な外殻を持ち磁波通信で会話する金属製の鷺の様な生物)の姿をしていたが、後に人間の姿を取るようになった。現在の姿はヨーロッパに移った頃に仲良くなった少女の物を借りている。

 5年程前に暇つぶしで某国の宇宙開発組織の地下研究室に囚われすぐに飽きて出てきたことがあり、組織の人間からは今でも身を狙われているが地球生活での刺激として楽しんでいる。

 掌に発生させたエーテル揚圧場を前方に指向させて射線状のあらゆる物を吹き飛ばす攻撃と、左眼に当たる部位から発せられるグラビトン光波を左手の人差し指と中指の間に発生させた仮想偏向レンズを通して照射されるグラヴィゲージレーザーを主な武器とする。

 手に持った銃の様な道具は以前に居た惑星で手に入れた星態注射器で、非常食の高濃度星髄エネルギーが入っている。自身に打ち込んで補給することも出来るが、他者や無生物に打ち込むと様々な超化反応を誘発する。

 

 現在は2年前に流れ着いた日本で志摩の奥地に住み込んでおり、以前に擬態していた精神系紐状生物の星で習得した認識捻躰方により昔からこの地で暮らしている人間の高校生として学校に通いながら学生生活の真似事をのんびり楽しみ過ごしていた。

 そんなある日、見たことの無い空間の歪みを感知した伊空は今まで興味を持たず近づいた事の無かった寂れた林道に入り込む。そこで見たものは幻峡本草目絡から抜け出した実効怪異・虎鶫を捕らえようとするため、白河博物館より任を受けた現境学芸士・薬史阿仁須の姿だった。幻象風景での闘いに密かに巻き込まれた伊空はこの闘いを新たな刺激として観察するつもりでいたが、現と幻の分類者たる阿仁須にやがて正体を勘づかれてしまう。

 しかし、正体を知りながらもあくまで友人になろうと接する阿仁須に対して、快く応じる風な伊空の胸中では自身の心の立ち振る舞い方を決めあぐねていた。

 宙を駆ける孤独な意思と時を手繰る優しき意志がこの地で交差し、魂と心と精神が揺らぎあう遥かな物語が始まろうとしていたが、それはまた先の話…。

 

何これ? > (・ω・))))><