ゲーミング・イン・フェルノ

ゲームと趣味の雑記帳

諸王の聖杯の話の

 世界樹の迷宮設定語り私得記事の第二弾です。

 前回はこちら。

lennlenn.hatenablog.com

 

 私はシリーズを2→1→3...の順にプレイしていってるので、最初に触れたのがこの世界樹の迷宮Ⅱになりますのでギルド設定もふわっと。一応1の幼馴染ギルドはこの2の設定の対比になってたりするのですが。

 初めて触れた世界樹の迷宮は音楽、システム、世界観、ビジュアルの何もかもが鮮烈で、そして何より想像力を掻き立てキャラクター達への愛着を抱かせるストーリーテリングの手法に引き込まれましたね。

 そんな古い歴史のパーティで生憎クリアデータは残っておらず、やり直しで色々試してたデータから引っ張ってきたレベル等バラバラのキャラですが語ります。

 

 ハイ・ラガード公国の酒場は今日も冒険者達の喧騒で賑わっていた。世界樹を踏破するのは誰か、空飛ぶ城は実在するのか、あるいはもっと現実的に迷宮内の存在するであろうお宝の隠し場所について。

 そんな賑わいの中、一人のほろ酔いソードマンが椅子の上に立ち上がり声を張り上げた。

 「私は絶対にあの世界樹の頂上に辿り着く!私の野望に賭けるなら今のうちだよ!」

 ほとんどの客が世間知らずの田舎娘の戯言だと囃し立て、何人かの孤独な者たちが静かに好奇の目を寄せる彼女こそ、ギルド「チエロバレーナ」のリーダーとなり後にその言葉を現実の物とする冒険者だった。

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チェルシー

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 流浪の軽剣士。24歳。

 子供の頃に読んだ絵本「空のクジラ」に見た広い世界を夢見て田舎の故郷を飛び出し、そのまま10年程1人で各地を冒険して回ってる生粋の冒険者。アクティブでアグレッシブ、秘境のロマンも財宝の実利も大好きで好奇心旺盛な探索者だが基本的にはお人好しで他人を蹴落としたりする行為は嫌っている。

 行動派で座学は苦手だが冒険に必要な知識に対する嗅覚と貪欲さは深く、旅の中で独学で身につけた剣術・サバイバル術・薬草知識・料理技術等を駆使して各地を回っていた。しかし今回たどり着いた世界樹の迷宮は個人の力で踏破するは難しいと判断し、街の酒場で独特の方法で仲間を募っていたのだった。

 

 自信家かつ楽観的な部分がありリーダーとして周りを引っ張っていく頼りがいはあるが、自分の力量の及ぶ危険には積極的に首を突っ込む危なっかしさが玉に瑕。また冒険者としてのスキルや勘は研ぎ澄まされてるが日常生活の事となると途端にガサツでだらしない。

 そういった二面性から、不器用な孤独を抱えてる人間から一方的な甲斐性を向けられる事が多いが、本人は大勢でいるのも嫌いじゃないものの1人で居続けるのも苦にしていないドライさがあるため余計に周りをヤキモキさせている。

 

 そんな彼女に惹かれて集った仲間たちが以下の通り。

 

・サクヤ

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 武者修行中の旅人。25歳。

 故郷の道場で若くして技を修めた後、自らの剣で世を正したいと決心し修行の旅に出た正義感の強い剣士。融通が効かず頑なな性格が災いして友人もできず、各地のトラブルに首を突っ込んでは余計に拗らせたりしながらハイ・ラガードまで辿り着いた。

 食事に入った酒場で大声を張り上げてるチェルシーを最初は厄介者だと冷ややかな目で見ていたが、その後喧嘩の仲裁に首を突っ込みトラブルを大きくしていたサクヤを彼女が助けに入ってきた事で少し興味を持ち出す。

 その後己の夢のために世界を回る者同士話が合い、理解されづらい自身の理想の話を真剣に聞いてくれたチェルシーに心惹かれ、初めて出来た友人の冒険に付き合う事にする。その後は己の心身の修練の場を迷宮探索とクエストでの人助けの中で見出す事になる。

 

 自分より強いがどこか抜けてるチェルシーには自分がついてなきゃダメだと感じてる。

 

・ウル

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 ハイ・ラガードの狩人。27歳。

 若い割りにスレてるガンナーの青年。公国在住の地元民で迷宮低層の魔物狩り等をしながら暮らしている。

 世界樹頂上を目指す冒険者と交流を深める事もあったが大抵は諦めて去って行ったり道半ばで戻ってこなくなったりすることを何度も経験するうちに他所から来た人間を避けながら静かに暮らすようになっていく。

 しかしある日酒場で飲んでいる時に見かけたチェルシーの破天荒な宣言とサクヤと共に酔っ払いの喧嘩相手に大立ち回りする姿に目を惹かれる。暴れすぎたチェルシー達といい加減堪忍袋の尾が切れそうな酒場の店主との間を取り持ったことから彼女と交流する事となり、長年迷宮で過ごしてきた狩人の勘から彼女の冒険は今までの冒険者たちとは違うものとなることをかぎ取り、その夢の達成の為の力となる事を決める。

 

 冒険者としての知識は深いがどこか抜けてるチェルシーには自分がついてなきゃダメだと感じている。

 

コレット

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 カースメーカーの少女。15歳。

 呪術師の家系に生まれ、周りから疎まれ過ごしてきた彼女は両親が故郷の村人たちの企みにより命を落としてしまった事をきっかけに旅に出た。村人達にはちょっとした復讐を済ませて。

 早くから1人で生きることを強いられた為に実年齢以上に大人びた精神を持つが根本には幼い時からの怯えに囚われている。妬みや恨みの感情を操る術と周りの人間からの悪意の眼差しに触れ続けて生きてきた彼女は人間の善意に対して臆病になりながら、街の陰から陰を渡りなんとか暮らしてきた。

 そんな彼女がたどり着いた公国の酒場。店の隅の方でまじないの顧客となる人間がいないか物色していた所、眩い笑顔をたたえたまま大暴れするチェルシーを目撃する。

 今まであったことのない明朗で快活ながら力強い彼女に初めて自ら近づき仲間として受け入れられる。そしてチェルシーを始めとするギルドの仲間たちを家族の様に大切に思うようになっていく。

 

 冒険者としてはベテランながら時として自分より幼くも見えるチェルシーには自分がついてなきゃダメだと感じている。

 

・ノエル

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 旅のメディック。24歳。前作からの続投キャラ(プレイ順が逆なので後付けですが)。

 かつて冒険者ギルド「ドラゴネスト」がエトリアの迷宮を踏破した数年後、更なる医術の知識を身につけるために単身ハイ・ラガードの医務院に勉強に来ていた。

 そんなある日所用で迷宮入り口に訪れていた彼女が見たのは入り口で言い争いをする4人組の冒険者達、冒険を始めたばかりのチエロバレーナだった。

 旅のベテラン揃いながら出身も経歴もバラバラな彼女達がスタートから足並みを揃えられずに揉めている様を見ていたノエルはかつて自身が所属していたギルドを思い出して少し微笑ましくも心配になっていた。

 その後モンスターとの戦闘に巻き込まれた両者、ノエルの医療技術と冒険者としての経験に惚れ込んだチェルシーが自分から声をかけた事とノエル自身がチエロバレーナを放って置けなくなったことでメンバー入りする事となる。

 迷宮経験者のメディックとしてチェルシーから頼りにされながらも、それ以上にギルド内の人間関係を取り持つことに奔走することが多くその点で全員から頼られてることを、かつてのギルドで後をついてばかりだった自分を省みながら嬉しくも複雑にも思っている。

 

 とこんな感じです。楽しいですね。

 いつかの次回は込み入った設定のⅢ編です。では。

 

以上! > L(・ω・)))><