ゲーミング・イン・フェルノ

ゲームと趣味の雑記帳

【雑記】バディ・オン・デステニー

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 バディミッションです。

 

 今年の初春にコンプリートまでクリアし、満足してそれっきりになってましたが年末恒例の駆け込みの簡易雑記です。

 レビューというほどのものでもない感想雑記ですがあしからず。

 このゲームで綴られた重厚な絆の言祝ぎは私の拙い雑文なんかで辿るより、実際に味わってみてくれ!(逃げ)


 ネタバレはほぼないです。

 

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 コーエーテクモ内ルビーパーティー開発のバディミッションBOND。

 去年冬のニンテンドーダイレクトミニで任天堂販売の新作ADVとして唐突に発表された本作は、コミック調のケレン味溢れる演出にわかりやすいUIやシステムとADV作品群への新たな裾野としての期待感を感じさせるものでしたし、実際にプレイした本作もその期待に応えるものでした。

 

 アドベンチャーゲームとしての難易度は低めで捜査・推理要素もシンプルですがそれ故入り込みやすい間口の広さと、豊かな演出面と小ネタ等の横の幅を両立した良いまとまりの作品、それがバディミッションBONDです。

 

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 そしてなんと言っても個性豊かなキャラクター達が織りなすストーリーと掛け合いですね。

 王道感とあざとみの絶妙なバランス、予想を裏切る展開から期待に応えるカタルシスの応酬がクライマックスまで楽しませてくれます。

 

そんなストーリーを盛り上げるキャラクター達がまたメインもサブも魅力的でして。 

 

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 ヒーローに憧れる純な正義感を燃やす警察官のルークは基本アウトローなチームメンバーに振り回されがちですが、その強い意志で最後までまとめ役として走り続けた主人公。その純粋な善性で淀みを抱えた怪人達を敵味方問わず惹きつける様もまた芯を感じさせます。

 そんな彼の相棒となる怪盗ビーストことアーロンは悪ぶりながらも根底の真っ直ぐさがルークのヒーローであろうという気持ちと時に背中を押し、時にはぶつかり合うことでお互いの有り様を引き立たせ合う良いコンビです。

 

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 そしてベテラン忍者モクマさんと詐欺師チェズレイ。闇の世界で生きる2人も各々の矜持や美学でチームに影響を与え合う欠かせない仲間達ですね。

 年長者としてチームも見守るモクマさんがやがて自身の生きる道を皆との関わり合いの中で見つけていく道筋や、チームの中では特にダーク側に属するチェズレイの深く濃ゆい思いの内が紐解かれていく様がどちらもシックなカラーで描かれるエピソードでまた良い味わいです。

 

 メイン4人だけでなく歌姫スイやBOND司令官ナデシコさんを始めとするサブキャラクター達もみんな良いキャラクター揃いです。

 個人的にはシキ君、フウガ様、ノボルさん辺りがすきです。

 

 そんな感じで友愛親愛敬愛慈愛その他諸々の繋がりが織りなすよき絆の物語でバディミッションBOND存分に遊ばせていただきました。

 先日完結したドラマCDも購入してまだまだこの物語が堪能できそうで楽しみです。

 

以上! > L(・ω・))))><