ゲーミング・イン・フェルノ

ゲームと趣味の雑記帳

星の海へ

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年明けからちみちみプレイしてたSTAROCEAN First Departure Rをクリアしましたという日記です。

 とは言ってもこのゲーム、パーティメンバーやイベントの選択肢をどう選ぶかで様々な道程が広がってる(らしい)、その内の1ルートを歩んだだけですが。

 

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ですって。

 

 文明の発展した地球人が宇宙進出を果たした未来を舞台に、謎の奇病に見舞われたとある惑星に地球の宇宙船乗組員が立ち寄るところからストーリーが始まり。惑星を襲った奇病の謎を解くために過去の時代や他の惑星に飛び回り進んでいくというSFファンタジーな物語。

 メインシナリオと並行して各パーティキャラに関わるイベントが世界各地で起きたり、街に入る際に一時的にパーティを解散することで街中を散策してるパーティメンバーの様子を見られるサブイベントが起きたりする多層的なシナリオの作りが楽しい。

  ただせっかく惑星間移動の描写があったりするのに、移動シーンがただの暗転移動なせいでせっかくのスケール感が表現しきれてないのはもったいないかな。宇宙空間をいく一枚絵だけでもあるだけで違うとは思うんだけど、しょうがないね。

 シナリオの本筋自体は大陸を駆け回りながら各地の伝承を巡るファンタジーパートから、新事実に次ぐ新事実が明かされるSFパートが絡み合うボリュームがお得感があってよろしかったです。

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 ちょくちょく時代を感じさせるテキスト。

 

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 戦闘はリアルタイムのコマンドアクションバトル(っていうんだろうか)。テイルズみたいなアレ。最大4人でわちゃわちゃ戦うのは楽しいんだけど、バランスは割と大味で必殺技も極端に強かったり弱かったり。攻撃が通りまくってあっさりボスを通過しちゃうこともあれば、新天地の雑魚敵に秒で壊滅させられたりで目まぐるしく愉快。

 

 そして特徴的なのが店や道中で手に入る素材から強い装備や回復アイテムを作り出せるアイテムクリエーションのシステム。運が良ければその段階では手に入りにくい強さの武器を手に入れて一気に戦闘を楽に出来たり出来なかったりする。

 あとこのゲームの個人的に気にいってる点として、アイテムのフレーバーテキストが妙に凝ってて楽しいというのがありまして。アイテムクリエーションで生み出される多彩な物品たち、特に回復アイテムの料理なんかは謎に力の入ったテキストが楽しめる

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 知りませんが 

 

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 それにしたってアルコールのアイテム(そもそも異常に種類が多い)のテキストの力の入れ様はスタッフの趣味丸出しである。

 

 そんな訳で、色んな意味でスリリングなバトルに縦糸横糸煌びやかなストーリー、サービス精神旺盛なテキストと盛り沢山の楽しさが星の海を行くが如き良きゲームでした。続編も触りたいですね。